愛着障害と文豪

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愛着障害とは?

「愛着障害」という言葉を初めて聞く方も多いかもしれません。

愛着障害は病気ではなく、家庭環境の影響がその後の人格形成や対人関係に影響を及ぼす “クセ” のようなものです。

実は、多くの著名人がこの愛着の問題を抱えていたと言われています。

川端康成の生い立ちと愛着の問題

ノーベル文学賞作家・川端康成。
彼の作品に漂う孤独感や寂しさは、幼少期の体験と深く関わっています。

川端は2歳で父母を亡くし、その後も祖母・祖父・姉を次々に失いました。幼い頃に安心できる存在を持てなかったことは、心理学的には「愛着の問題」として説明できます。

私自身の経験

私もいわゆる機能不全の家庭に育ち、中年期に至るまで母の顔色をうかがい、母の言動に振り回されて生きてきました。

安心して甘えたり心を開く感覚を知らないまま大人になり、人との関係では孤独や不安を強く感じてきました。

けれど、自分の人生を通して家庭外で信頼できる人たちと出会い、少しずつ経験を重ね、時間をかけて整理してきたことで、今では人との関わりの中に安心を感じられるようになりました。

若い頃のように強い不安に振り回されることは少なくなり(年齢を重ねて角が取れたこともあります)、人を信じたり委ねたりすることも、以前より自然にできるようになったと感じています。

愛着の問題は「苦しみ」だけじゃない

川端が文学で表現した「寂しさ」や「つながりへの渇望」は、同じような心を持つ人に深く響きます。

けれど愛着の問題は、ただ苦しみを与えるだけではありません。時間をかけて向き合えば、新しい人間関係の形や、自分なりの安心を育んでいくこともできるのです。

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対人関係に不安を感じている方、
なんとなく寂しさを抱えている方へ。

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