分かっているのにやめられない理由
昨日、タレントの坂口杏里さんがコンビニで万引き、というニュースがX界隈を席巻していましたね。「またか」という声も多く、厳しい意見も目立ちます。
こういう出来事を見るたびに私が個人的に思うのは、
人は「やめた方がいいと分かっていること」をやめるのが、想像以上に難しい生き物だということです。
実際、相談の中でも多いのは
- 恋愛でいつも同じような人を選んでは失敗している
- パチンコやギャンブル、性依存がやめられない
- 熟考することが苦手で衝動的な行動をして後悔する
- 似たような人間関係のトラブルを繰り返す
といったテーマです。
同じ失敗を繰り返す人の心理には共通したパターンがある
この記事では、
同じ失敗を繰り返してしまう人の心理とその背景について、心理的な側面から書いてみたいと
問題を繰り返してしまう人を見ると、
どうして学ばないのか
なぜ同じことをするのか
と思われがちです。
でも実際は、分かっていないのではなく、
分かっていても変えられない状態になっていることが多いです。
人は長年続けてきた考え方や行動パターンを、簡単には変えられません。
特に
- 自己肯定感が低い
- 承認欲求が強い
- 家庭環境に問題があった
- 人に合わせすぎる
- 感情のコントロールが苦手
こういう傾向がある人ほど、同じ問題を繰り返しやすくなります。
これは性格の問題というより、
これまでの生き方のクセのようなものです。
承認欲求が強いほど極端な行動をとりやすい
世間から見ると理解できない行動でも、
本人の中では理由があることが多いです。
認められたい
愛されたい
分かってほしい
こういう気持ちが満たされない状態が続くと、
人は無意識に目立つ行動や極端な行動でバランスを取ろうとします。
これはわざと問題を起こしているというより、
そうすることでしか自分を保てない状態になっていることもあります。
頭では分かっていても止められない。
むしろ分かっているからこそ苦しくなる。
こういったご相談も過去に何度もありました。
反発する行動の裏にある「認めてほしい気持ち」
人は認めてほしい気持ちが強いほど、
あえて逆のことをしてしまうことがあります。
・親に反対される相手を選ぶ
・やめた方がいいと言われることをする
・周りが嫌がることをわざとやる
こういう行動は単なる反抗ではなく、
分かってほしいという気持ちの裏返しであることも少なくありません。
かくいう私自身も、10代後半から20代前半の頃、
今思うとこのモラトリアムぶりに自虐的な笑いがこみ上げてきますが、
古着屋で買ってきた穴の開いたシャツを着るなど、親が嫌がるような服装をわざとしたり、
夜遊びをして明け方帰ると親に非難されることを避け、山手線を何周もして親が仕事に行っているタイミングで帰宅するなど、受動攻撃で親に反撃していましたっけ…。
当時は自分らしく生きているつもりでしたし、
押さえつけられたくない気持ちも強かったと思います。
でも今になって振り返ると、
それで得をしたというより、むしろ損をしたことの方が多かったと感じています。
無理に反発していた部分もあったし、
本当にやりたいこととは少しズレていたところもあったのだと思います。
言い訳みたいですが、失敗を積み重ねていかなければ今の自分はいないのかな?という気持ちも多少なりともあります。
人は自分の気持ちが整理できていない時ほど、
極端な行動でバランスを取ろうとします。
そしてそれは、弱いからではなく、
どう生きていいか分からない中で必死にやっていることでもあります。
幼少期の家庭環境の影響は大人になっても続く
相談を受けていると感じるのは、
子どもの頃の家庭環境の影響は想像以上に大きいということです。
特に
- 親のご機嫌取りばかりしていた
- ダメ出しされることが多かった
- 信頼できる大人や安心できる場所がなかった
- 役割(ロール)を背負って生きてきた
こういう経験がある人ほど
- 自分の気持ちが分からない
- 自分を大切にできない
- 常に誤った選択をしてしまう
- 依存的な関係に入りやすい
という傾向が出やすくなります。
こういった特徴は、いい大人になってから問題が出てくるのは珍しいことではありません。
むしろ、真面目に生きてきた人ほど、
ある時期に生き方が分からなくなることがあります。
分かっているのにやめられないこともある
どうしてこんなことをしてしまうんだろう
また同じことを繰り返してしまった
そう思いながら止められない人は多いのです。
でもこれは意志が弱く自制が効かないからだけではなく、
長い時間をかけてしみついてきてしまった生き方だからです。
人の心は何層ものレイヤーでできているため、気づいた瞬間にパッと変われるほど単純なものではありません。
自分のパターンに気づき、
言葉にして信頼できる誰かに伝え、
整理していく中で少しずつ変わっていきます。
一人で考えていると同じところをぐるぐる回ってしまい、
未消化のまま飲み込んでしまうことも多いものです。
信頼できる誰かと話しながら整理していくことで、
初めて自分自身とそれを取り巻く物事の本質が見えてくることもあります。
一人で整理できない時は人と一緒に考えた方が早い
私はこれまで、ピア(当事者)心理カウンセラーとして、
毒親育ち
機能不全家庭
愛着の問題
発達特性による生きづらさ
恋愛依存・共依存
対人関係の悩み
など、多くのご相談を受けてきました。
なかなか人には言えないことでも、
否定せずに整理するお手伝いをしています。
同じことで悩み続けている時ほど、
一人で抱え込まず、言葉にしていくことが大切です。
今すぐ話したい方、右下に出ている緑のチャットアイコンよりお気軽にお声かけください。
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