依存症の問題は「依存先」ではない

メンタルヘルス

「依存をやめたいんです」

このような切り口でご相談をよくお受けしています。

・アルコールがやめられない。
・ギャンブルがやめられない。
・買い物がやめられない。
・過食嘔吐がやめられない。
・SNSを見る手が止まらない。

本人も困っている。
周囲も心配している。

だから多くの人はこう考えます。

「その依存先をやめれば解決するのではないか」と。

しかし、私はそんなに単純なものではないと感じています。

なぜなら、依存症の本当の問題は依存先ではないからです。

やめろと言われてやめられるなら苦労しない

アルコール依存の人に酒をやめろと言う。

ギャンブル依存の人にギャンブルをやめろと言う。

恋愛依存の人に恋愛をやめろと言う。

本人だって、依存が自分の幸せに繋がっているとは思っていません。

それらの依存行為が、

健康に悪いことも、
お金がなくなることも、
人間関係が壊れることも、

頭ではわかっていても、それでもやめられない。

なぜでしょうか。

それは、その依存が単なる娯楽ではなくなっているからです。

依存先は、その人にとっての「心の鎮痛剤」になっています。

苦しさを忘れるため。
寂しさを紛らわせるため。
不安を感じないため。

本来向き合うには苦しすぎる感情を、一時的に麻痺させてくれる存在になっているのです。

依存先を失うと別の依存先が現れる

実際によくある話です。

アルコールをやめたら買い物依存になった。

買い物依存が落ち着いたら今度は恋愛依存になった。

恋愛依存が終わったらゲーム依存になった。

よく考えると、依存先だけが次々と入れ替わっているだけ。

こういったことを体験されている、依存体質を持つ方は実際多くいることでしょう。

これは意志が弱いからではありません。

根本にある苦しさが根本的に解決せずに、何も変わっていないからです。

例えるなら、天井から水漏れしているのに床だけをせっせと拭き続けているようなものです。

床は一時的に綺麗になります。

でも天井の穴はそのままです。

だから雨が降れば、また水が落ちてくる。

依存もこれと似たようなところがあります。

今の依存先だけを一時的に取り上げて解決するかのように思いますが、根本にある問題が残っていれば、別の形で表出するものです。

本当に向き合うべきもの

依存から抜け出すために必要なのは、

「どうやってやめるか」

ではなく、

「なぜ私はそれを必要としているのか」

を見つめることなのです。

なぜ一人でいるのが苦しいのか。
なぜ次から次へと承認を求めてしまうのか。
なぜ不安になると物や人に溺れてしまうのか。
なぜ自分を責め続けてしまうのか。

そこには幼少期の体験があるかもしれませんし、
愛着の問題があるかもしれません。
ずっと満たされなかった寂しさがあるかもしれません。

依存は突然生まれるものではありません。

その人なりの理由があって生まれています。

自分を責める必要はない

依存している人の多くは、自分を責めています。

またやってしまった。

どうして私はこんなに意志が弱いんだろう。

どうしてやめられないんだろう。

しかし、依存は果たしてその人の弱さだけの問題なのでしょうか?

その人が必死に生き延びるために身につけた方法だった場合もあるのではないでしょうか?

もちろん苦しみ続ける必要はありません。

ただ、周囲の人が心配して一時的に依存先だけを取り上げても、当事者が問題の本質に向き合っていきたいという意思がなければ根本は変わらないのです。

依存をなくすのではなく、自分を知る

依存症から回復するということは、依存先を失うことではありません。

自分自身を知ることです。

私は何が苦しいのか。

私は何を恐れているのか。

私は何を埋めようとしているのか。

その問いに少しずつ向き合い、内省を深め、自己理解を深めることです。

依存症の問題は、アルコールでもギャンブルでも恋愛でもありません。

本当に向き合うべきなのは、その依存を必要とするほど苦しい自分自身なのだと思います。


私、ルーム718は、

毒親育ち、機能不全家庭、
愛着の問題や発達特性による生きづらさ、
共依存や恋愛のお悩みなど、

多くの方が抱える人生の課題について、日々ご相談をお受けしています。

依存の問題もまた、
「意志の弱さ」ではなく、
その人なりの苦しさや背景が関係していることが少なくありません。

もし今、
同じパターンを繰り返してしまうことに悩んでいるのであれば、
一人で抱え込まずにご相談ください。

私は答えを押し付けることはしません。

ただ、どうしたら少しでも依存から離れられるのか、その根本を慎重に紐解いていき、
必要な時には耳の痛いことも含めて、誠実にお話しさせていただきます。

毎日午前9時から深夜0時までご相談を承っております。

お問い合わせは画面右下のグリーンのチャットアイコンより、お気軽にお声かけください。

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ルーム718|心理カウンセラーとして活動しております

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